「無添 くら寿司」の「無添」とは?添加物を使っていないの?

くら寿司の「無添」って無添加ってこと?
添加物を使っていないの?

言わずとしれた回転ずしチェーン「くら寿司」

100円でお寿司を食べれる幸せは、他では味わえません。

お寿司だけでなくサイドメニューやスイーツなどメニューが豊富で、ファミレスのような側面も持っていているのも人気の要因の1つですね。

私も、子供の頃は「くら寿司」によく行っていました。

親から「今日はくら寿司にするか」と言われると、めちゃくちゃ嬉しかった覚えがあります。

そんな「くら寿司」のフルネームは「無添 くら寿司」です。

子供のころから気になっていたのですが、この「無添」とはいったい何のことでしょうか。

今回は、個人的にも気になっていた、「無添 くら寿司」の「無添」の意味について解説します。

短い記事ですので、豆知識のような感じで読んでください~。

 筆者の情報

無添加の森運営人無添加の森管理人:yama
・持病(アトピー)改善のため、無添加生活を継続中
・日々、添加物について猛勉強中
・食品を買うときは、どこよりもまず裏を見る習性アリ

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無添加とは

まず、「無添加」という言葉の意味を確認しておきましょう。

無添加とは、「特定の添加物を使用しない」という意味です。

しばしば、「無添加」=「添加物を一切使用していない」と誤解されがちですが、これは正確な定義とは違います

例えば、「人工甘味料」を使用していないことを「人工甘味料無添加」という風に言います。

つまり、「特定の」という所が大事なんですね。

とにかく、無添加=全く添加物を使っていない、という意味ではないということを覚えておきましょう。

くら寿司の「無添」は、「無添加」と同じ?

寿司は美味しい

「無添」の意味を知るためにくら寿司のホームページを見てみました。

くら寿司では、全ての食材において、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用していません。それはお客様の健康を最優先したいという、私たちの基本思想です。

引用元:安心|くら寿司のこだわり|くら寿司|

あっさりと答えは出ましたね。

化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料のことをくら寿司では四大添加物と表現しています。

くら寿司は、「すべての食材から四大添加物を排除」しているそうです。

腐りやすい生ものを大量に扱う回転寿司チェーンとしては、凄いことだと思います。

何でも、実現までに長い時間と多額の投資があったそう。

そもそも、お寿司にはどんな添加物が使われているのでしょうか

添加物がふんだんに使われているであろうスーパーの安価なパック寿司の添加物を調べてみました。

 スーパーの寿司に使われる添加物
・調味料
・酸味料
・甘味料
・pH調整剤
・乳化剤
・増粘多糖類
・酸化防止剤
・着色料
・保存料

結構使われていますね・・・。

多種類の添加物を使わないと、安価で保存性の高い寿司は出来ないのだと思います。

さて、話は戻しますが、くら寿司では、化学調味料、甘味料、着色料、保存料を使用していません。

化学調味料は依存性があると言われており、使用していないと「物足りない」と感じるようになります。

また、摂取し続けると「化学調味料の味」しか受けつかなくなるそうです(味覚の麻痺)。

人工甘味料や人工着色料、人工保存料の中には、発がん性のある物質(サッカリンNaや赤色106号、安息香酸Naなど)があります。

このようなリスクを持つ添加物を使っていない、というのは安心しますね。

「無添加」の意味を正しく理解していれば、くら寿司の「無添」は四大添加物を使用していないのだな、と納得することが出来るでしょう。

しかし、中には「無添」という言葉を使うことに対して批判の声もあるそうです。

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「無添」は嘘ではない

疑っている男性
疑いの目
そもそも刺身に人工保存料を使うことは法律で禁止されている
あたかも企業努力の結果として人工保存料不使用を記載するのはどうなの?
疑いの目
四大添加物を使っていないだけで他の添加物は使っているのだから
「無添」という言葉は消費者の誤解を招くのでは?
疑いの目
食の安全は「添加物不使用」よりも「使用量を守ること」なのでは?

「無添」という表示をすることに対して、こういった批判の声があるそうです。言いがかりともとれそうな意見もありますが・・・。

しかし、言っていることは何となくわかります

要は、「あたかも添加物不使用みたいに言って良いの?」ってことです。

そもそも「無添」とはくら寿司独自の概念なので、言ってしまえば造語です。

それに無添加の意味も「添加物を一切不使用」という意味ではありませんので、特に問題は無いと個人的には思います。

ホームページにもしっかりと「無添」の意味が書いてありますし。

ですが、確かに気になる点はあります

「無添」の意味として四大添加物を使っていないという情報はあるものの、使用している添加物の情報はありません

「添加物に気を遣っている」としながらも他の添加物の使用状況を公開しないことは、確かに誤解を生むかもしれませんよね。

消費者からすれば「あ、添加物使っていないんだ」となる可能性があります

では、どういうスタンスでくら寿司の「無添」を扱えばよいのでしょうか。

添加物に対するリスク管理は人それぞれなので、最終的には自分で決めるべきだと思います。

個人的には、「無添加目当て」ではなく「安く寿司を食べるために」くら寿司を利用します。

また、安価な回転寿司チェーンに行くなら「くら寿司」を選びます。

「四大添加物を使用していない」と公表している以上は、減らせるリスクを減らすことが出来るからです。

まとめ

さて、くら寿司の「無添」の意味について解説しました。以下、まとめです。

・くら寿司の「無添」=「化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を使用していない」という意味。
・「添加物を一切使用していない」という意味ではない
・「無添加」の本来の意味など、正しい知識をつければ正しい判断が出来る

生ものは、腐りやすいので扱いが難しいです。

そんなお寿司を安く楽しく食べることが出来て、四大添加物を使っていないのは、安心します。

しかし、添加物を使用していないわけではないので、安価の回転寿司に「添加物不使用」を求めない方がよさそうです。

添加物を一切使わず無添加で美味しい高価なお寿司は、「何かのご褒美」くらいがいいのかもしれませんね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

では、また。

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